1日に何度も行うミルク作り、大変ですよね。
お腹が空いて泣いている子どもを待たせ、急いでミルクを作らなければならない場面
夜眠く、意識が朦朧としている中でミルクを作らなければならない場面
ミルク作りはスピード重視ですが、どうしても時間が取られてしまうもの。
1日に何度も行うミルク作りだからこそ、もっと楽に・もっと素早くしたいですよね。
この記事では、完ミ育児を3回経験した筆者が、とにかく楽ですぐ終わるミルク作りを模索した過程を紹介します。
目次
筆者流・粉ミルクを作る流れを短縮する方法
3人の子どもを完全ミルクで育てましたが、ミルク作りの流れはほとんど同じです。
- 消毒済みの哺乳瓶に粉ミルクを入れる
- お湯を入れる
- ミルクを冷ます
文字にすると簡単ですが、母乳と比べればはるかに時間がかかります。
順序を見ていきましょう。
粉ミルクを入れる時間は短縮できる?
粉ミルクを専用スプーンすり切りで入れるのは、赤ちゃんが泣いて焦っていると、失敗しやすいですよね。
粉をこぼすと掃除の手間がかかるし、イライラして精神的によくありません。
粉ミルクの量は、余裕があるときに月齢に合わせて量っておくと、作るとき楽になります。
飲む量が定まらない新生児のときは、臨機応変に対処します。
- スプーン2杯分の粉ミルク→ミルク40ml
- スプーン3杯分の粉ミルク→ミルク60ml
- スプーン4杯分の粉ミルク→ミルク80ml
こんなイメージで、出来上がりのミルク量を調節してケースに入れておきます。
筆者はピジョンミルカーを使っていました!
ちなみに、下記ははぐくみの月齢量です。
粉ミルクの量は、「メーカーが量を消費して欲しくて多めに記載している」とまことしやかな噂がありますが、記載されているのはあくまで目安。
あげ過ぎ・飲まな過ぎに注意して、身長体重の伸びを確認することが大切です。
ミルクを溶かすお湯の常備方法
粉ミルクは、70℃以上のお湯で溶かすことが推奨されています。
しっかり管理された場所で作られている粉ミルクでも、製造工程で菌が進入してしまう可能性はゼロではないからです。
まだ抵抗力の弱い赤ちゃんを菌に感染させないため、粉ミルクは70℃以上のお湯で作ります。
しかし、ミルクの時間に毎回お湯を沸かすのは時間がかかりすぎます。
70℃以上のお湯は、常備しておくのがおすすめです。
- 70°Cにキープしてくれるポットを使う
- 保温ポットを使う
ミルクを冷ます時間を短縮する方法
意外と重要なのが、ミルクを冷ます工程。ミルクが熱すぎると赤ちゃんがヤケドしてしまうので、しっかり冷ます必要がありますよね。
冷水で冷ますのがよく教えてもらうやり方ですが、正直冷めるまでに時間がかかるのでおすすめできません。
そこで私が実践していたのが、お湯を半分入れてしっかり粉を溶かし、残りの半分は水を入れること!
水を直接入れて冷ますことで、水道水や冷水で冷ます手間が短縮されます!
一度封を開けた水は、2〜3日で使い切るようにし、必ず冷蔵庫で保管していました。
ポイントとして、常温水を入れる前のお湯で、しっかり粉ミルクを溶かしておくこと。
粉ミルクは、お湯の温度が高ければ高いほど溶けやすいのですが、反対に温度が下がると溶けにくくなります。
ミルクを冷ます前に、粉がすべて溶けるように、哺乳瓶を振りましょう。
次は、飲み終わった哺乳瓶の消毒についてお話しします。
哺乳瓶の消毒はいつまで必要?
ミルクの哺乳瓶の消毒は、だいたい生後4ヵ月〜6ヵ月くらいまで行います。
消毒の方法は、主に3つ。
- お鍋で煮沸消毒
- 薬剤消毒
- 電子レンジ消毒
私の周りでは、薬剤消毒が一番多い印象でした。
洗った哺乳瓶を薬剤液に入れるだけなので、確かにとっても楽なんです。
でも、専用の容器や消耗品の薬剤を毎回買う必要があるので、コスパがいいとは言えません。
洗った哺乳瓶を、高温の電子レンジで消毒します。
洗って、専用容器を入れて、電子レンジでチンするだけ!
薬液に入れるだけの薬剤消毒よりはちょっと手間に見えますが、全然大したことありません。
しかも哺乳瓶消毒が必要なくなったら、離乳食の蒸し器としても活用できちゃうんです!
コスパがよくてびっくり!
粉ミルクを作るときの負担を軽くするには?
スピードを求められる粉ミルク作り。もっと負担を軽くできたら嬉しいですよね!
3人完ミで育てた筆者が、実際行っていた方法を紹介します。
粉ミルクはのお湯は水道水でOK?
ベビー用品売り場には調乳用の水が販売されていますが、毎回買うのは大変です。
ただでさえミルクを購入するコストがかかっているのに、水の負担が増えますし、買い物での荷物が重くなります。
自宅でミルクをあげるときは水道水でOK!
日本の水道水の安全水準はとても高く、赤ちゃんに飲ませても安心です。
しかし水道水をそのまま使うには、まだ赤ちゃんの体は未熟。必ず沸騰させてから使います。
お湯を沸騰させる道具におすすめはある?
普段は何気なくお湯を沸かしていますよね。
大人ならお湯が沸くまで待つのは普通ですが、赤ちゃんは待てません。
私は子どもにミルクをあげているとき、電気ポット・電気ケトル・ヤカンと、3種類使ってきました。
最初に使っていたのは、電気ポットです。
象印の電気ポットを使っていましたが、一度沸騰させたお湯を70℃で保温してくれるところがよかったです!
洗うのが大変なのがデメリットでした。
次に使っていたのが、ボタン一つですぐ沸く、電気ケトルです。
沸騰させる時間を短くしたいなら、電気ケトルがおすすめ!コーヒーを飲みたいときなどに活躍しました。
電気ポットは保温できますが、電気ケトルやヤカンは保温までできません。そのままにしておくと常温になってしまいます。
保温できない場合、毎回お湯を沸かすのが手間なので、魔法瓶も併用するのがおすすめです。
ヤカン・保温ポットの2個使いになりますが、洗うのがとっても楽なので、最終的にヤカンと保温ポットで落ち着きました。
我が家はIHなので、IH対応のヤカンを使っています。
粉ミルク調乳用に特化した保温容器もありますよ!
ミルクは事前に粉を計っておくと楽
粉ミルクを毎回量るのは、積み重なると手間と感じることもあります。
ミルクを飲む量がある程度安定してきたら、予め量っておくと楽です。
↓測る必要のないミルク↓
(2024/11/10 05:32:31時点 楽天市場調べ-詳細)
↓量って保管しておくのにおすすめケース↓
特に夜は、寝ぼけているとき力を発揮する方法です。
昼間に量っておくと安心ですよ!
キューブや小分けパック・液体ミルクを活用
主にお出かけ用に便利な、キューブや小分けパックになった粉ミルクですが、普段使いでも活用できます。
使い切りなので、「あと何杯入れる?」と数える必要がありません。
液体ミルクはもっと簡単で、すでに完成されているミルクを哺乳瓶に移し替えるだけ!
赤ちゃんが泣いて待っているときは、特に助かりますね。
デメリットとしては、量が決まっているので、「もうちょっとだけ欲しい」「ちょっと少ない」などの柔軟性に欠けること。
通常のミルクより割高なこともあり、日常使いには向かないかもしれません。
まとめ
1日何回も調乳しなければならないミルク。
お腹が空いて泣いている赤ちゃんをなるべく待たせず、かつ手間を極力省きたいですよね。
- ミルクを冷ます手間を省くために、半分は常温の水を入れる
- 哺乳瓶の消毒は、薬剤消毒か電子レンジ消毒がおすすめ
- お湯はポットやケトルなどで予め用意しておく
- 粉ミルクを量っておく
以上を取り入れれば、大変なミルク作りが、ちょっとでも楽になると思いますよ!